シルク募集馬評価40-50

前置き

ここからいよいよ関西馬に突入する。

シルクホースクラブは、もともとの母体の早田牧場が現ノーザンファーム天栄となっていることからも関東との結びつきが強いといわれている。

シルク黄金世代ともいえる2015年産馬(アーモンドアイ、ブラストワンピース、インディチャンプ他)が関東馬が多かったからというのも影響しているのではないかと思う。

とはいえ、データ的には東高西低といえることから基本的には迷ったら関東(もちろん調教師等の方が優先)というスタンスはしばらくは続けていく予定

募集馬評価続き

40.ハーレクイーンの20 父ハーツクライ

評価A

体高の低さは気になるものの、クラシック向きの馬体や血統背景を持っている。シルクと藤原先生の相性はよくないが、一発狙うならこの馬かと思わせる一頭。ただし厩舎を無視すると1.エディスワートンの方が動きが好み。

41.ピラミマの20 父ハーツクライ

評価A

すらっと伸びた脚としっかりとした首、メリハリのある胸前やトモなど一目でいい馬と思わせるデキ。歩様からは可動域の広さや柔らかみを感じるが、少しおっとりしているような印象を受ける。牝馬なので、これくらいの方が後々いいのだろうか…個人的には、申し込みのプライオリティーという意味合いでは、このタイミング(この母の仔でこの仔から)で高野先生への変更、そして母高齢の部類ということで少し下げたい。

42.シングルゲイズの20 父ロードカナロア

評価B

1月生まれにしては、体高の低さ、馬体重、胸囲などからサイズ感に対する不安がよぎる。初仔らしいといえばらしい。歩様は悪くない。母はオーストラリア産の活躍馬なので、日本への適性も期待できそうだが、初仔はいったん様子見か。

43.ショウナンパンドラの20 父ロードカナロア

評価C

字面だけで今年は実績もそれなりに欲しいので買うならこの馬、と思っていた。見た目は脚が長く見栄えするものの、歩かせてみると後肢の可動域の狭さは募集馬全体の中でもなかなかに目立つレベルである。だからといって絶対走らないというわけではないと思うが、一口20万円を行くには不安要素が大きすぎる。つなぎがたち気味なのもどうか。

44.デックドアウトの20 父ロードカナロア

評価B

初見で感じたのは筋肉が堅そうかな、ということとつなぎが寝気味なところ。サイズ感は申し分なく、歩かせてみるとそんなに硬い動きでもない。むしろリズミカルに歩けている。友道厩舎のクラブ馬は高レベルでないと残れない(入厩できず転厩となる)ので、そこをどう見るか。

45.ウェイクミーアップの20 父ダイワメジャー

評価A

本年唯一の矢作先生預託馬。それだけで人気しそうだが、大型で力強さを感じさせる馬体を持っているのでなおのこと人気になるだろう。大型馬だが動きも柔らかい。評価はAだが、出資するか否かという観点から行くと、個人的にはダイワメジャー産駒の大型馬ということで、喉のリスクがあること。人気になること。以上2点から申し込みはしない予定。

46.アースサウンドの20 父エピファネイア

評価C

見栄えがする馬体も、つなぎが少し立ち気味。おうちツアー動画内のコメントでもあったが、ダート向きだろう。価格的にもクラシックをというレベルの金額なので、そこまで人気しないのではとみている。後肢の可動域も狭めなので、見送りの方向。

47.アグレアーブルの20 父ハービンジャー

評価A

馬体のバランスがよく、血統通り芝の中長距離に適性がありそう。初仔にしてはサイズ感もしっかりあって好感が持てる。後肢の踏み込みは力強く、可動域も広くていい動き。出資候補。

48.エルディアマンテの20 父ハービンジャー

評価C

初仔らしく、体高が小さく馬体重も小さめに出来上がりそう。また前と後ろを比べたときに後ろが少し寂しく映る。歩様に特筆すべき点もなく、見送りが賢明か。

49.ディープストーリーの20 父ハービンジャー

評価B

この母の産駒は毎年小さいイメージがあるが、本馬もやはり小さめ。しかしながら動画をみると、非常に活気を感じさせるきびきびした歩様をしており、一発を思わせるような馬である。出資はしないと思うが、どうなっていくのか楽しみな一頭。

50.チャーチクワイアの20 父モーリス

評価C

サイズ感は申し分なく、母が4勝馬ということもあるだろうが自信の値付けといったところであろうか。ただ動きをみてみると、後肢の可動域も少し狭く感じさせ、かつ左前脚は成長によってまっすぐになってきてほしいところと気になるポイントも多い。