一口馬主スタート~シルク・ホースクラブについて
一口馬主をはじめるきっかけ
2008年の天皇賞秋、ウオッカとダイワスカーレットのハナ差決着を、渋谷WINS近くの某家電量販店のテレビで応援するおじさま方と感染したのが競馬との出会いだった。当時はまだ18歳だったために馬券は購入していなかったが、血が沸き立つような興奮を覚えた。
2009年、先に20歳になり馬券を買い始めていた友人が、その年に春秋グランプリ制覇を果たしたドリームジャーニーのファンになり、2020年の春頃から一緒にWINSに行くようになった。はじめのうち、馬券はなかなかうまくいかなかったが、大学生ということもあり時間はたくさんあったので、競馬の勉強に時間を費やし(・・・)、社会人になってから25歳くらいまで、毎年とはいかないものの、年間収支をプラスで終えられる年もチラホラでてきた。
しかし、仕事が忙しくなるにつれて競馬に割ける時間が少なくなり、馬券の収支もよくない状況になっていた2016年の6月頃、知人からサンデーサラブレッドクラブを紹介された。ドリームジャーニー、その全弟オルフェーヴル等、名前を挙げればきりがないほどの数の活躍馬を輩出する一口馬主クラブだが、一口馬主自体の仕組みを全く知らなかったので、自分も会員になることで一口馬主になることができると知り、一口馬主をはじめることを決意した。
シルク・ホースクラブとの出会い
いざ、サンデーサラブレッドクラブについて調べてみると、1頭の馬に対し、40人で1/40口ずつ出資するので、一番安い馬でも、出資金で30万前後、デビューまでのランニングで10数万/年、月会費で約4万円/年、ざっと50万円くらいかかると知り、なかなかのハイリスクハイリターンぶりに一口馬主をはじめるという決意も、早々に揺らいできていた。
そんな時に、友人からサンデーサラブレッドクラブと同じノーザンファーム生産の馬が、400口や500口といった多数口に分けられていて、比較的低価格で出資できるクラブの存在を教えてもらった。それが、キャロットクラブとシルク・ホースクラブである。
記憶が定かではないが、2016年6月の時点ではまだ1歳馬の募集は始まっておらず、キャロットクラブの2歳馬はすでに全頭満口になっていたか、選択肢がなかったかで見送り、シルク・ホースクラブのカタログと申込書を取り寄せた。何頭か残っている馬と追加募集の馬とで、計3頭選び1口ずつ、合計11万円出資した。これでめでたく一口馬主ライフがスタートしたのだが、この時の3頭の走りっぷりの悪さと、その年の募集で出資した1歳馬、プリモシーンの活躍が自分自身が一口馬主にどっぷり浸かっていくきっかけになったのでは・・・と今になって思う。
最初の3頭は、バトルデゼル(1勝、引退)、クロンヌ(未勝利、引退)、リバーサルフィルム(未勝利、引退)
シルク・ホースクラブ所属の出資馬(活躍馬)
そんなこんなで、今年で6回目の募集を迎えるが、私の中ではシルク・ホースクラブをメインクラブと位置付けている。その理由はまた別の機会に話すこととして、最後に自身が出資している活躍馬について紹介したい。(2014年生~2018年生の5世代、出資頭数28頭、獲得賞金順※上位3頭)
1位 サリオス 牡4歳(現役) 募集価格:7,000万円(1口14万) 口数:1口 獲得賞金:3億6,124万 主な勝鞍:朝日杯フューチュリティステークス(G1)含む重賞3勝
2位 プリモシーン 牝6歳(引退) 募集価格:5,500万円(1口11万) 口数:1口 獲得賞金:2億4,633万 主な勝鞍:東京新聞杯(G3)含む重賞3勝
3位 ヒンドゥタイムズ 牡5歳(現役) 募集価格:1,800万円(1口3.6万) 口数:5口 獲得賞金:1億5,126万円 主な勝鞍:大阪城ステークス(L)
※獲得賞金は、本賞金+付加賞金+出走奨励金+特別出走手当+内国産奨励賞+距離別奨励賞+褒賞金
2014年生の3頭は奮わなかったものの、これだけの活躍馬が出てきていることは素直にうれしく、また一口馬主を続けていける要因にもなっている。
特に、3位のヒンドゥタイムズはシルク・ホースクラブにおいて、コスパがよさそうな馬には複数口出資しようという取り組みの最初の一頭だったので、大いに稼いでくれていて非常に感謝している。今後も重賞戦線でさらなる活躍を期待したい。
次回は、シルク・ホースクラブにおける出資ルールの確認と、それを踏まえた出資戦略について話していきたい。
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