サンデーサラブレッドクラブ2021年度募集馬評価 106-110

106 キングスローズの2020 父ハーツクライ 評語:A 短評:正直見た目でいうと好みではない。肌つやも全体的にあまりよくは見えないし、ぼてっとしているというのが第一印象だった。しかし。動画を見ると力強い後肢の踏み込み、リズムの良さが際立っている。ハーツクライの牡馬で、母方にダンジグもちということでサリオスと近しい配合で大型馬。4年後(3年後?)に定年を迎える国枝栄先生のところに預託されるとなれば、一発を期待できるのではないかと出資を検討している。兄弟に重賞勝ちの活躍馬がいるのも◎。

107 スノーパインの2020 父ハーツクライ 評語:C 短評:タワーオブロンドンの半弟になるが、父がハーツクライということで、馬体的にも距離は中距離からそれ以上もいけそうに見える。生まれのわりに体高がそこまで高くないので、これはそういう体形なのだと考えている。後肢の可動域が少し狭く感じられること、母系がthe欧州血統という感じからもハーツクライだと少し重いかもなとも感じる。走っても不思議ではないが一口200万円ということで見送りが賢明かと考えている。

108 コンドコマンドの2020 父ハーツクライ 評語:B 短評:見た目は一目見ただけでいいと感じられる好馬体。半兄アルジャンナはG2で2着の実績馬。半姉も先日ダートでようやく勝ち上がり、半兄コマンドラインも本年のPOGで大きな注目を集めてみごとに初戦を圧勝している。測尺も非の打ちどころがなく、普通に走る馬なんだろうなと思うが、牝馬で結果が出ていない(ダートでようやく勝ち上がり)こと、6,000万円という価格面からBとした。

109 アドマイヤセプターの2020 父エピファネイア 評価:A 短評:価格を見た際に、思っていたより1口当たりで50万円ほど低かったので、これは何かあるのかと馬体写真や動画を待ったが、現状見る限り動きは非常によく見える。半兄レガトゥスよりも前肢の可動域が広く、筋肉量もほどよい感じで好感が持てる。エピファネイアを父に迎え、目指すはクラシックというのが非常にわかりやすい馬だ。

110 フロールデセレッソの2020 父エピファネイア 評価:C 短評:4月生まれということで現状底まで大きくないが中サイズ以上が見込めそうである。一方で管囲が細いのは気になる点だ。また、母高齢であること、DVDの動画で後肢の左右の運びがアンバランスに見えることから見送りとしたい。